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ミニロトイレギュラー発生頻度を見てみる

ミニロトでのイレギュラー発生頻度を見てみよう。先日の【試論】ロト6におけるイレギュラー頻度、形態形成場という観点からのミニロトバージョン。

イレギュラーの定義は、

平均出現間隔オーバーの数字の出現個数が、平均出現間隔以下の数字の出現個数を上回る

である。

ミニロトの場合、当選番号のうち本数字5個を対象とした5数字バージョン場合では、平均出現間隔理論値は、間隔5。したがって、間隔6以上の出現個数が3個以上の場合に、イレギュラー。

ミニロトイレギュラー頻度グラフ

以下、ミニロト470回終了時点での、近10回のイレギュラー回数の推移グラフ。だからグラフの左端が第10回の時点での近10回(第1回~第10回)のイレギュラー回数で、右端が、第470回の時点での近10回のイレギュラー回数。

ミニロトイレギュラー頻度推移グラフ

ミニロトでセット球の材質変更がなされたのは、第202回。このグラフで言うと、2回目の「4」を記録した直後の谷間あたりにあたる。ロト6ででもそうだったが、材質変更後に、イレギュラー頻度が過去の天井を超えた。いちおう、ロト6のイレギュラー頻度グラフを参考までに以下。

ロト6イレギュラー頻度推移グラフ

ミニロトの場合、イレギュラー頻度は、ロト6でのものとは違うパターンを刻んでいるように見えるが、共通点を探ると、まず、先に書いたように、セット球の材質変更後に過去の天井を超えている点。あとは、リズムとして、3拍の運動性。突出して多くなる動きと、同じあたりでステイする動きと、急激に少なくなる動きと。まあ、その運動性は、きっと、一般的特徴なんだろうけどね。時間推移を追ったグラフでは、当たり前に見出される特徴に過ぎないんだろう。

ミニロトでは、イレギュラー頻度が、グラフ後半「4」のあたりで長く続いた形が、独特である。過去の運動性にない運動性であり、また、ロト6での挙動とも似ていない。その理由に何かあるような気はするのだけれど。それが分かれば、今後の挙動の予測もある程度確率高くできるかもしれない。

データ分析でいつも悩むのは、まず、データが少なすぎることにより、いわゆる少数の法則で、偏った結果を示しているに過ぎないのではないか、という点。データが少なければ少ないほど、1回1回の挙動の比重が高まり、データは、偏りやすくなる。山の稜線は、遠目に見れば、滑らかな曲線を描くが、その場に立てば、起伏は複雑で激しい。比喩的に言えば、そういうことになる。

少数の法則を違う角度から見ると、こういうことである。平均値というのは、われわれの頭の中だけにしかなく、われわれは、その平均値を基準にして、その平均値というフィルターを通して、1回1回の挙動を観察し次回を予想するわけだが、たとえば、さいころを振って出た目を発生時間順に記録していき、次回出目を予測するという例をとってみる。出目の平均値は、3.5。平均値からの乖離の上限と下限は、マイナス2.5とプラス2.5。が、実際の運動性の上限と下限は、プラス5(1→6)とマイナス5(6→1)である。平均値というフィルターを通して見る挙動よりも、実際の挙動は、2倍激しい。この落差に、予想過程で躓く。

また、データ分析で悩むもう一つの点は、以前から書いてるように、個別性のとらえかたであるが、うまく説明できないので、要点だけを。0の発見(もしくは発明)に“深遠な哲学的意味”を云々する論説がいまだに支配的なんだろうと思うが、0なんて、単に実利的に開発された表記法にすぎないわけであり、それの哲学的意味なぞどうでもよい。それよりも、深遠なのは、1の方なのだ。もしも1がなければ、他のすべての数はなく、したがって0すら意味をなさなくなる。1というのは、すなわち、個別性のことである。そして、難儀なのは、物質的に単数が1であるばかりでなく、物質的には多数も、また、それらの相互関係の集積である事象すらも、1でありうる点。つまり、太陽は、1つであるのと同様、第二次世界大戦も、1でありうる。

そして、注意しなければならないのは、上記の延長である、すべては1つ(ワンネス)であり、云々という思考。つまり全体と個別をつなぐオートロジーだ。個が先行するか、全体が先行するか、という思考や、個は全体に媒介されており全体に媒介されているがゆえにすべては一つであり、とか。さきの平均値なぞも、その類型である。以上の思考は、一般-特殊という思考回路と言うことができる。個別を見ているようで、実際は全体を媒介させて(全体というフィルターを通して)、それの限定された形として(特殊なものとしての)個別を見る、そういう見方に、一般-特殊というありふれた思考が潜んでいる。

(未完)

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